共同生活援助(グループホーム)でよく聞く『ユニット』とは何かを詳しく解説します。ユニットの定義や役割、利用者へのメリットまで、わかりやすいように丁寧に紹介します。これから共同生活援助を利用したい方や福祉関係者必見の記事です。

ユニットとは

更新日:2025/11/27

障害者グループホームにおける「ユニット」とは?

「障害者グループホーム」の運営形態や生活空間を考えるうえで欠かせない概念に「ユニット」があります。
ユニットの構成によって人員配置や報酬体系が変わるため、事業者にとって極めて重要です。
本記事では、障害者グループホームにおけるユニットについて解説します。



ユニットの定義

埼玉県の「共同生活援助(グループホーム)基準概要」によると、ユニットとは
「居室および居室に近接して設けられた、入居者同士が交流できる設備と一体的に構成される生活単位」
と定義されています。


人数や面積といった細かい規定も設けられていますが、大まかなイメージとしては以上の通りです。
これを分かりやすく言い換えると、ユニットとは
家庭的な雰囲気を保ちながら、少人数での個別支援を行いやすくする生活環境
と表現できるでしょう。


参考 ☞共同生活援助(グループホーム)の基準 概要 - 埼玉県



介護サービス包括型のユニットについて

グループホームには、利用者の特性や運営方針に応じて、「ユニット型」と「非ユニット型」 に分類されます。
ここでは、グループホームの中でも最も一般的な形態である、介護サービス包括型のユニット型について解説します。


※運営の細かいルールや基準は、指定権者(自治体)によって若干異なる場合があります。


ユニット型について

【定員】
新規建物の場合は 1ユニット=10人以下、既存建物の場合は 20人以下を上限とします。
なお、事業所指定を受ける際の利用定員は 4人以上 が必要です。
また、入居定員が 8人を超えると基本報酬が5%減算されます。


【ユニットの特徴】
居室と、それに近接した共同生活スペースで構成され、「家庭的な生活空間」「個別支援のしやすさ」 を重視しています。
報酬上も、職員を手厚く配置することで算定できる 人員配置体制加算 との親和性が高い仕組みです。


【複数住居の一括運営】
また、指定を受けたグループホームは、30分圏内にある複数の住居をまとめて1つの事業所として運営することが可能です。



非ユニット型について

【定員】
定員は10人以上で、大規模な運営形態をとるのが特徴です。


【特徴】
比較的、自立度が高い利用者が多い傾向があります。
その一方で、1人の職員が多くの利用者を担当することになりやすく、個別支援の密度はユニット型より薄くなりがちです。


【報酬上の違い】
人員配置体制加算は「少人数での手厚い支援」が評価される仕組みのため、非ユニット型はユニット型に比べて加算を取得しにくい傾向があります。



ユニットの傾向

令和5年度の「全国グループホーム実態調査」によると、調査対象となった 5,811ホーム の利用者数は 30,532人 でした。
これを基に計算すると、1ホームあたりの平均居住人数は約5.3人 となります。
この平均値が5人前後であることから、少人数制で運営されるユニット型の事業者が、非ユニット型の事業者よりも全国的に多く存在していることが示唆されます。


参考 ☞令和5年度 全国グループホーム実態調査



まとめ

障害者グループホームにおける「ユニット」とは、少人数の入居者が共同生活を送る生活単位のことを指します。
ユニット制にはメリットが多い一方で、人材確保などの課題も抱えています。
課題とメリット双方を考慮してご自身の運営計画に一致するユニットを選択すると良いでしょう。



 

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